下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)

⼤腸カメラとは

内視鏡(細い管の先に極⼩のカメラをつけたもの)を肛⾨から挿⼊して⼤腸全体を観察し、診断や治療を⾏う検査です。

当院で検査される⽅へ

⼤腸カメラ希望の⽅は、下剤などを飲んで便を排出し腸をきれいにする必要がありますので、検査前に一度診察をお願いします。また、受診時に現在内服中の薬についてもお知らせください。

大腸カメラを当院で初めて検査される⽅は、大腸カメラの⼿順をご確認の上、来院されますようお願い致します。

ご予約・キャンセル

診療ネット予約

携帯・スマホ・パソコンからいつでもインターネット予約が可能です。

03-5879-3323
03-5879-3324

大腸カメラ費用

1割負担 2割負担 3割負担
大腸内視鏡検査(観察のみ) 2,500円 5,000円 7,500円
大腸内視鏡検査+生検※ 5,000円 10,000円 15,000円
ポリープ切除 9,000円 18,000円 27,000円
  • ※生検とは病変の組織を一部採取して、顕微鏡で確認する検査です
  • ※上記費用に診察料、薬剤料などが別途かかります

当院の下部消化管内視鏡検査の特徴

  • 鎮静剤を使⽤した苦痛の少ない検査も実施しております。
  • ⼤腸ポリープ切除も可能です。(保険適用)

下部消化管内視鏡検査(⼤腸カメラ)の⽬的

  • ⼤腸癌
  • ⼤腸ポリープ
  • 潰瘍性⼤腸炎
  • クローン病
  • 虚⾎性⼤腸炎
  • 感染性胃腸炎
  • ⼤腸憩室症

などの診断や治療を⾏うこと。

保険適応条件

  • 健診で便潜⾎陽性やポリープ、腫瘍、炎症性腸疾患、腸炎などが疑われる。
  • 便秘・下痢・⾎便・腹痛・腹部が張る・腹部に腫瘤が触れるなどの症状がある。

以下に当てはまる方には、検査を受けて頂くことはできません。

  • 腸管穿孔や腸管穿孔の危険性がある。
  • ⾼度の腸管狭窄や腸管閉塞、重篤な⼤腸炎、急性腹膜炎がある。
  • 重篤な腹部⼤動脈留や重篤な⼼肺障害がある。
  • 患者様の同意や協⼒が得られない場合。

大腸ポリープの説明

大腸ポリープについて

ポリープとは腸管内に出っぱった病変のことで非腫瘍性と腫瘍性があります。
腫瘍性ポリープには良性腫瘍と悪性腫瘍があり、悪性腫瘍は癌のことです。
大腸癌の多くは多段階発がんといって遺伝子変異が時間の経過とともに積み重なって最終的に癌になります。
つまり、小さな良性腫瘍から始まり遺伝子変異の蓄積をへて成長することで癌になります。
一方で非腫瘍性ポリープは癌になることは稀ですが大きくなって出血の原因になることがあります。

ポリープ切除術について

小さいポリープならばスネアとよばれる針金でできた輪っかのような道具を使用してその場でポリープを切除することが可能です(図)。
当院でも小さなポリープであればこの方法で切除可能で痛みはありません。
前述の通り癌はもともとは小さなポリープから始まっており、ポリープが小さいうちから切除することが有効であることが知られています(National Polyp Study. NEJM 2012;366:687)。
大きいポリープの場合は出血や穿孔(腸に穴があくこと)のリスクがあることから他院へ紹介となります。

図:ポリペクトミー説明図

注意事項

  • 検査時間の目安は15〜30分程度です。
  • 状況により開始時刻が前後することがあることをご了承ください。

検査前のご準備

内服

1 降圧薬(血圧を下げる薬)検査当日
  • 午後の場合は、下剤内服の2時間前までに服用ください。
  • 午前の場合は、検査後に服用ください。
2 糖尿病薬

必ずかかりつけの先生にご相談いただき、指示に従ってください。
万一確認できない場合は以下のようにしてください。

  • 《当日検査前の中止》内服、速攻型インスリン注射。
    (検査後食事あとに内服または速攻型インスリンを、再開ください。)

長時間作用型(24時間作用型)インスリンについては、継続ください。

3 抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)
  • ポリープ発見時に切除をご希望の場合は、休薬してください。
    休薬の可否については、必ずかかりつけの先生にご確認ください。
    自己判断での休薬は、絶対にしないようにしてください。
  • ポリープ発見時に治療をご希望されない場合は内服を継続してください。
4 その他の常用薬
  • 下剤内服の2時間前までに服用してください。

食事制限

検査2~3日前 キノコ類、種がある果物、野菜や脂肪分が多い食品は、避けて下さい。
検査前日 検査食(エニマクリン、クリアスルーなど)または、おかゆ、麺類(具なし)、ゼリー状の栄養剤などがおすすめです。

21時以降は、固形物の摂取をされないでください。
〈検査当日〉食事、飲み物(飲水可)、喫煙は、控えてください。

食事制限を守っていただけない場合、適切な検査ができない可能性があることをご了承ください。

便秘の方、前回の内視鏡検査で前処置が不十分だった方

3日前から内服する追加の下剤を処方することも可能です(応相談)。

3 前処置

下剤(モビプレップ)の内服は下記をご参照ください。

下剤「モビプレップ配合内用剤」の内服

下記のサイトにアクセスすると説明動画をご覧いただけます。

下剤の用意

  • 容器中程の線まで水を入れたら容器を手で押してB剤と混ぜます。
  • よく振って混ざったら容器上側の線まで水を入れます(2Lになります。)

検査の開始時刻により内服方法・内服開始時間が異なります。

午前中の場合

パターン①

早朝に服用」朝6時から内服を開始してください。

内服方法は、午後の場合 をご覧ください。

パターン②
前日夜に服用」(糖尿病治療中の方は、不可)

前日

  1. 夕食は、17時までに済ませてください。
  2. 夜21時以降に、モビプレップを1L服用していただきます。
  3. 最初の1杯(180mL)は15分かけてゆっくりと、その後は10〜15分かけて服用してください。
  4. モビプレップをコップ2杯飲んで、水/茶をコップ1杯飲むを3回繰り返します(合計でモビプレップ1L、水/茶500mLを60~90分かけて)
  5. 数杯服用すると便意を催します。
  6. 5〜6回排便後、便意が落ち着いてきます。

翌日

  1. 朝7時にモビプレップの残り500mLを飲み、水/茶を250mL飲みます。
  2. 便が下図のように透明になったら終了し、便の状態をチェックしてください。

    便が透明にならない場合、モビプレップ500mLを飲み、水/茶を250mL飲みます。

午後の場合

  1. 検査の5時間前から服用を開始してください。
    (おそくても3時間前までに開始してください。)
  2. 最初の1杯(180mL)は15分かけてゆっくりと、その後は10~15分かけて服用してください。数杯服用すると便意を催します。
  3. モビプレップをコップ2杯飲んで、水/茶をコップ1杯飲むを3回繰り返します(合計でモビプレップ1L、水/茶500mLを60~90分かけて)
  4. 5~6回排便すると便意が落ち着いてきます。
  5. 便が下図のように透明になったら終了し、便の状態をチェックしてください。

    便が透明になっていなければ、さらにモビプレップを500mL飲み、水/茶を250mL飲みます。

下剤を2L服用しても便がまったく透明にならない場合、電話にてご相談ください。(多少の便カスが混ざる程度なら検査は可能です)

注意

モビプレップを飲んでいる時は、症状(気分が悪い、吐き気、嘔吐(おうと)、腹痛、顔が青ざめる、めまい、寒気、じんましん、息苦しい、顔がむくむ)がないことを確かめ、症状があれば、ただちに飲むのをやめ、医師に連絡してください。
また、飲み終わったのちにこのような症状があらわれた場合も、ただちに医師に連絡してください。
この薬を飲んでいるときにのどが渇いた場合、我慢せずに水/茶を飲んでください。

鎮静について

  • 楽な内視鏡という意味では確かに鎮静によるメリットがあります。
  • 一方で確実にデメリットもあります。

以下にメリットとデメリットを簡単にご説明いたします。

鎮静をご利用されるかどうかは、メリットとデメリットをそれぞれご理解いただき、各自でご判断ください。

詳しくは鎮静剤についての説明書・同意書 もご参照いただけます。
ご不明な点がございましたらご相談ください。

メリット
  • 検査中の痛みや不快感を軽減できます。
デメリット
  • 鎮静剤は、100%安全というわけではありません。
  • 鎮静は、心臓・肺に負担がかかるため重度の心疾患や呼吸器疾患をお持ちの方は注意が必要です。
  • また、鎮静による転倒のリスクや検査当日の作業能率の低下があげられます。

下部消化管内視鏡(大腸カメラ)の苦痛度

  • 個人差がかなりあります。
  • 「全然大したことがなかった」という患者様や「麻酔なしだとかなり痛かった」という患者様まで様々です。
  • 腹部手術歴などによる癒着がある場合・前回内視鏡をしたときに大変だった場合は鎮静がおすすめです。

検査当日の諸注意

  • 着替えやすい服装でご来院ください。
  • 鎮静をご希望の際は検査当日の車・自転車等の運転は絶対にご遠慮ください。

来院方法

  • ご自宅で下剤の内服を済ませ検査の30分前までにご来院いただきます。
  • 当院に駐車場はございません。(近隣に有料の駐車場はございます。)
  • 検査後

    鎮静を行わなかった場合
    • 検査終了後、検査後にすぐご帰宅が可能です。
    • 検査後も普段通りの生活が可能です。

    組織を採取した場合は、下段を参照ください

    鎮静を行った場合
    • 30~60分ほど休憩していただき、ご帰宅となります。
    • 当日は検査後もお車・自転車等の運転は絶対に行わないでください。
    • また、検査後も鎮静の影響が残る場合があります。
    • 用事や仕事などを入れず安静にお過ごしください。

    組織の採取について

    • 組織を採取しなかった場合は、普段通りにお過ごしください。
    • 組織の一部を採取(生検)した場合は、3日ほどアルコール・刺激物の摂取は避けてください。

    ポリープの切除について

    ポリープを切除した場合は、1週間程度アルコール・刺激物の摂取を避け、出血が起きた際に救助の要請が難しい場所(登山、海外など)へ行く予定は入れないようお願いいたします。

    気分が悪いなどご心配な場合は、ご相談ください。

    再診の予約

    • 生検を行った場合、もしくは、ポリープを切除した場合は、組織検査の結果が出るまでに8日ほど(連休期間分後ろ倒しになります)かかります。
    • 再診の予約を受付でお取りいたします。

    ご都合が悪い方は、後日ご自身で変更頂くことができます。