ハイフ(HIFU)のたるみやシワへの効果について【ほうれい線・一之江】

最近、美容クリニックなどでよく耳にする「HIFU(ハイフ)」。 「切らないリフトアップ」として人気ですが、実際のところどれくらい効果があるのか、痛みやリスクはないのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回は、最新のデータをもとに、ハイフの仕組みから効果、そしてデメリットまでを分かりやすく解説していきます。

これからハイフを受けようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ハイフ(HIFU)とは?

ハイフ(High-Intensity Focused Ultrasound)は、日本語で「高密度焦点式超音波」といいます。

少し難しい名前ですが、原理は小学生の頃に理科の実験でやった「虫眼鏡」と同じです。太陽の光を一点に集めて黒い紙を焼いたように、超音波を肌の奥の一点に集めて熱エネルギーを発生させる技術です 。

この技術のすごいところは、肌の表面を傷つけずに、肌の奥深くにある「SMAS(スマス)筋膜」という層にまで熱を届けられる点です 。

SMAS筋膜とは、皮膚の下にあって顔の形を支えている土台のようなものです。これまでのレーザー治療では届かなかったこの土台部分に、60℃〜75℃の熱を加えてギュッと縮めることで、メスを使わずに本格的なリフトアップをしていきます。

にたような技術に高周波(RF)がありますが、RFではすぐ効果が実感できる一方、長続きしない特徴があります。一方、HIFUは筋膜にまで作用するので、効果が長続きしやすいのも特徴の1つです。

ハイフの効果はどれくらい?

では、ハイフは本当に効果があるのでしょうか。結論からいうと、様々な論文でハイフの「しわ・たるみ」に対する効果は実証されています。

2010年から2024年までの研究を統合した大規模なシステマティックレビューによると、HIFU治療を受けた方は、皮膚の「たるみ具合」が客観的数値としても18%〜30%の改善を示しています。また、医師による客観的評価(GAIS)を用いた研究でも、90%以上の症例で「改善」以上の評価が得られていますね。

「たるみがなくなったような気がする」ではなく、本当に「たるみがなくなっている」のが論文で証明されているのです。   

患者自身の満足度も高く、治療後3〜6ヶ月の時点で78%〜85%の患者が結果に満足していると報告されています。これは、他の施術方法と比べても非常に高い数値で、痛みや辛さに比べて、効果を実感しやすく長持ちしやすいことが要因だと考えられています。

特に論文上で効果が出やすいのは「フェイスライン」や「あご下」とされています。この部分は重力で下がりやすいのですが、ハイフで土台を引き締めることで、シュッとした横顔を取り戻す効果が期待できます。

(参照:A Systematic Review of High-Intensity Focused Ultrasound in Skin Tightening and Body Contouring

当院の「NEW DOUBLO(ニューダブロ)ならハイフとRFの同時照射で効果がよりアップします

当院の「NEW DOUBLO(ニューダブロ)」は、世界初の医療用HIFU(高密度焦点式超音波)とRF(高周波)の同時照射を実現した最新のフェイスリフトマシンです。

HIFU(高密度焦点式超音波)は、超音波エネルギーを一点に集中させ、皮膚の深部、特にSMAS層(表在性筋膜)に熱を加えることで、たるみの根本的な改善を期待できる治療法ですが、深部に照射するため、即時的な効果は得られず、数カ月かけて徐々に実感していく治療法でした。

しかし、NEWDOUBLOでは、RF(高周波)も同時照射することができます。RF(高周波)は、皮膚の浅い層に均一な熱エネルギーを与え、コラーゲン生成を促進し、肌のハリや弾力を向上させる、より即効性の高い治療。
これらを同時に照射することで、以下のような効果が期待できます

  • 即時的なリフトアップ効果:RF(高周波)の効果により、施術直後から引き締めを実感できます。
  • 長期的なコラーゲン生成:さらに、HIFU(ハイフ)の効果で数週間で新しいコラーゲンが生成され、皮膚の厚みや弾力が増し、リフトアップ効果が2〜3ヶ月後に最大となり、その効果は約半年以上持続します。
  • 美肌効果:RF(高周波)とHIFU(ハイフ)の相乗効果により、小じわの改善、肌の弾力アップ、ハリ・ツヤ感の向上、毛穴の引き締めなど、多岐にわたる美肌効果が期待できます。

ハイフの効果はいつからいつまで続く?

ハイフは、受けてすぐに完成というわけではありません。私たちの体が本来持っている「治癒力」を利用して、徐々に若返っていく治療だからです。

効果の現れ方には、次のような流れがあります。

  • 【直後〜1ヶ月目】 直後から少し引き締まった感じがしますが、これは熱による一時的な反応も含みます。その後、コラーゲンを作る細胞が活発に働き始め、肌のハリやキメが整い始めます 。
  • 【3ヶ月〜6ヶ月目:効果のピーク】 この時期が最も効果を実感できるタイミングです。コラーゲンが増えて肌の密度が高まり、しっかりとしたリフトアップ効果が完成します 。
  • 【持続期間:1年】 一度増えたコラーゲンや引き締まった筋膜の効果は、一般的に1年から2年続くとされています 。

もちろん、効果が切れたからといって急にたるむわけではありません。時計の針を巻き戻した分、そこからまた自然な老化が始まると考えてください。そのため、きれいな状態を保つには、3~6カ月に1回程度のメンテナンスを受けることが推奨されています。

ハイフのほうれい線に対する効果は?

みなさんが特に気にされる「ほうれい線」についても触れておきましょう。結論から言うと、ハイフはほうれい線を「薄くする」効果が期待できます

ただし、ヒアルロン酸注射のように溝を直接埋めるわけではありません。ハイフは、頬やこめかみの筋膜を引き上げて、垂れ下がった頬のお肉を元の位置に戻すことで、結果としてほうれい線にかかる重みを減らし、溝を浅くするのです

3Dデジタルカメラシステムを用いた22名の患者を対象とした研究では、治療90日後にほうれい線の深さが平均0.1mm減少したことが確認されています。「たった0.1mm?」と思うかもしれませんが、顔の印象においては、このわずかな変化が見た目の若々しさに大きく影響するのです 。

さらに、写真評価スケールを用いた研究においても、ほうれい線を含む頬・口周りのシワスコアが、治療後3ヶ月および6ヶ月時点で有意に改善していることがいわれていますね。

ただし、すでに深く刻み込まれた「皮膚の折れクセ」や、骨格筋の萎縮による深いほうれい線に対しては、HIFUだけで「ゼロ」にすることはできません。このような症例では、フィラー注入など、他の方法を組み合わせることが必要になるでしょう。

(参照:A Systematic Review of the Efficacy of Microfocused Ultrasound for Facial Skin Tightening
(参照:High-Intensity Focused Ultrasound for the Treatment of Wrinkles and Skin Laxity in Seven Different Facial Areas
(参照:Efficacy of high-intensity focused ultrasound in facial and neck rejuvenation

ハイフのデメリットは?

以上のように、ハイフはシワやたるみに対して良い効果が多い反面、デメリットやリスクもあります。よくあるリスクやデメリットは以下の通りです。

① 術中の痛み

一番ハイフで一番多いのは「術中の痛み」ですね。皮膚表面の痛みではなく、骨に近い深部から響くような「鈍痛」や、熱感を伴う「チクチクする痛み」と表現されることが多いです。これは、超音波が骨膜や神経走行部付近の感覚受容器を刺激するために生じます。

痛みを、視覚的アナログスケール(VAS: 0-10)で評価した研究ではは、平均疼痛スコアは3.65〜5.61(中等度の痛み)と報告されていますね。

実際には、痛みの個人差は大きく、また照射部位によっても異なります。特に骨に近い顎ライン、歯に近い部分で痛みを強く感じる傾向がある。

当院では、表面麻酔クリームの使用したり、エレクトロポレーションを組み合わせた冷却を行ったり、出力の調整をしたりすることで痛みをコントロールしています。ぜひ痛みに弱い方は、施術前にスタッフにお伝えください。

② 一般的に起こりうるリスク

治療のプロセス上、比較的高い頻度で発生する可能性のある副作用です。これらは「効いている証拠」とも言える反応で、通常は軽度であり、自然に治まることがほとんどです。

  • 赤みや腫れ(紅斑・浮腫): ほぼ全ての方に、治療直後にほんのりとした赤みや腫れが見られます。これは熱による正常な反応ですので、数時間から数日で消えていきます。
  • 筋肉痛のような痛み: 治療後、顔を洗ったり触ったりしたときに「打ち身」のような痛みを感じたり、表情を動かしたときに「筋肉痛」のような違和感を覚えたりすることがあります。これも数日から2週間程度で自然に落ち着くといわれています。
  • ミミズ腫れ(線条痕): もし照射する機械(プローブ)が皮膚にぴったりと密着していない状態で打ってしまうと、皮膚の表面に線のような盛り上がりや赤みが出ることがあります。これも通常は数日から数週間できれいに消失します。

➂ 稀だが重篤なリスク

次に、発生頻度は全体の2%未満と極めて低いものの、解剖学的な知識不足や手技の問題によって起こりうる、少し怖いリスクについてもお話しします。

  • 神経の損傷 :HIFU治療で最も心配されるのがこれです。顔には大切な神経が走っており、そこに誤って高いエネルギーが当たってしまうと、麻痺のような症状が出ることがあります。 特に注意が必要なのは、「こめかみ付近(眉毛の動きに関係)」と「あごのライン(口角の動きに関係)」です。もし損傷すると、眉毛が下がったり、口元が歪んだりする可能性があります。

ただ、安心してください。HIFUによる神経損傷のほとんどは神経が切れてしまうわけではなく、熱や腫れによる一時的な麻痺だといわれています。治療後2週間から半年ほどで自然に回復し、ずっと麻痺が残ることは極めて稀です。当院でも神経の損傷が起こらないよう、熟練したスタッフが丁寧に施術いたします。

  • 頬がこけてしまう(脂肪萎縮): HIFUは熱で脂肪を溶かす効果もありますが、もし深さの設定を誤って皮下脂肪に熱が集中しすぎると、意図せず脂肪が減りすぎてしまうことがあります。 その結果、頬がこけてしまったり、逆に老けた印象(やつれ)になってしまったりするリスクがあります。特に、もともと顔にお肉が少ない「やせ型」の方は注意が必要です。

したがって、当院では「ハイフを行った後、ほほがこけるような印象にならないか」客観的に見て率直にアドバイスさせていただきますので、ご遠慮なくご相談ください。

(参照:Complications and Risks of High-Intensity Focused Ultrasound (HIFU) in Esthetic Procedures: A Review

 ハイフのダウンタイムはどれくらいか

ハイフの最大のメリットは、ダウンタイム(回復期間)が非常に短いことです。

施術直後からお化粧ができるので、そのまま仕事や買い物に行けます。「ランチタイムに受けられる治療」と呼ばれるほどです 。

一方、医学的にはダウンタイムは2週間から3週間くらいになります。見た目にはわからなくても、肌の内部では修復が行われているからです。

しかし、直後の赤みは数時間で引くことがほとんどですし、筋肉痛のような痛みも洗顔などで触れた時に、打ち身のような軽い痛みを感じることがありますが、1〜2週間で落ち着きます。

もし当院のハイフの経過でご心配な点がありましたら、いつでもお伝えください)

まとめ

ハイフは、手術は怖いけれどもしっかりリフトアップしたいという方にとって、非常にバランスの取れた治療法です。 30代後半から50代の方で、「最近フェイスラインがぼやけてきたな」と感じている方には、特に良い選択肢といえるでしょう。

当院でのハイフの金額は下記の通りです。

全顔49,500 円
顎下24,200 円
全顔+顎下69,300 円

ですが、キャンペーンによって施術料金が割引されていることもあるので、ぜひホームページをチェックしてみてください。

まずは合併症を防ぐためにも信頼できるクリニックで、ご自身の肌の状態に合っているか相談してみてくださいね。

【この記事を書いた人】 
一之江駅前ひまわり医院院長の伊藤大介と申します。プロフィールはこちらを参照してください。

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