まつ毛育毛剤「ルミガン」の塗り方や値段について解説【グラッシュビスタのジェネリック】

  • 毎回まつエクするのが大変
  • まつ毛が貧弱になってきた気がする
  • まつエクやつけまつ毛で目元が荒れてしまう
  • 自然にまつ毛を伸ばして、目元を美しく見せたい

そんなまつ毛のお悩みに最も自然に答えられるのが、「ルミガン」です。ルミガンはグラッシュビスタという「睫毛貧毛症」に使われる医薬品のジェネリック品。

先発品であるグラッシュビスタでは、有効成分「ビマトプロスト」によりまつ毛を伸ばす効果があることが、臨床研究で証明されています。

そんなルミガン・グラッシュビスタの実際の塗り方や値段などについて解説していきます。

ルミガン(グラッシュビスタ)とは?

ルミガン(グラッシュビスタ)は上まつ毛の長さ、豊かさ(太さ)、濃さを改善する塗り薬のこと。

ルミガンもグラッシュビスタも、本来睫毛貧毛症(しょうもうひんもうしょう)といって、まつ毛がなくなってしまったり、不十分になったりする方に処方される医薬品。

いわゆる「まつ毛美容液」と異なり医療用に開発された「まつげ育毛剤」なので、医師の診察が必要になります。

ルミガンやグラッシュビスタの有効成分は「ビマトプロスト」と呼ばれる、もともと緑内障・高眼圧治療薬に含まれる成分です。

そのため、もともと緑内障の治療薬として使われていたのですが、「ビマトプロストを使用している人は、まつげが長くなっている」声が医師の間でも聞こえるようになりました。そして、検証の結果、ビマトプロストには副作用として「まつ毛が長くなる」ことがわかり、「まつ毛育毛剤」として使用されています。

ルミガンやグラッシュビスタの効果は?

実際ルミガンもグラッシュビスタ1日1回上まつ毛の生え際に塗るだけで、まつ毛が長く・太く・濃くなることが期待できます。

化学療法などでまつ毛の伸びが乏しくなった方を対象にした臨床試験によると、まつ毛の伸びたスコアが1グレード以上上昇、さらに、自身や魅力といったスコアも3ポイント以上改善した割合は

  • 1か月目:6.3%
  • 2か月目:22.9%
  • 4か月目:37.5%
  • 6か月目:46.9%
  • 12か月目:61.5%

となっています。これは、化学療法でまつ毛を作る細胞にダメージが加わった症例なので、通常の人ならもっと伸びやすいですね。実際、ルミガンを使用している方のほとんどの症例で1~2か月目から伸びを実感しています。

健康な人を対象にした臨床試験では、塗り始めて4か月には77.3%(68/88例)の方で、まつ毛の「長さ」「太さ」「濃さ」といった全般的印象度の改善が確認されています。おそらく、上記の論文同様に塗り続けていれば、より多くの方がまつ毛が長くなるのを実感することが

しかし、ここで重大な注意点があります。

使用を中止すると薬の使用前の状態にゆっくり戻っていくということです。しかし元の状態に戻るだけで、それ以上にまつ毛が抜けることはありません。

ですので、やめる時も少しずつやめたり、維持するためにある程度の間隔でつけていただいた方がよいでしょう。

(参照:国内第Ⅲ相臨床試験、試験番号:192024-059 多施設共同二重盲検無作為化プラセボ対照並行群間比較試験)
(参照: Safety and Efficacy of Bimatoprost for Eyelash Growth in Postchemotherapy Subjects. J Clin Aesthet Dermatol. 2015 Apr; 8(4): 11–20.

ルミガン(グラッシュビスタ)の塗り方は?

ルミガン(グラッシュビスタ)は正しい塗り方で行わないと、十分な効果を発揮することができないばかりか、色素沈着など思わぬ副作用を招く恐れがあります。手順に沿って正しく使うようにしましょう。

【STEP1 ご使用前に】

ルミガン(グラッシュビスタ)は、夜メイク落としと洗顔をしっかり行い、肌を整えてから使用します。

コンタクトレンズは外し、再装着はルミガン(グラッシュビスタ)を塗って15分以上たってからにしてください。下まぶたに塗ったり、直接点眼したりしないでください。

特に、最近下まぶたにもルミガンを使用する人がいますが、効果が保証されていない点や色素沈着などの副作用が出やすい点などから、やめておいた方がよいでしょう。

また通常は子供の手の届かないところで、直射日光を避けて室温(1~30°C)で保管してください。

【STEP2 ブラシの準備】

ブラシを容器から取り出します。ブラシの毛先には触らないようにしてください。ブラシを水平に持ち、ブラシの毛先部分にルミガン(グラッシュビスタ)を1滴落とし、染み込ませます。

ポイントは「1回の使用につき1滴」というところですね。副作用にもかかわる部分なので守るようにしましょう。

【STEP3 まつ毛の生え際へブラシを塗ります】

滴下後すぐにブラシを使って、上まつ毛の生え際の部分を、目頭から目尻の方向へ丁寧に塗ります。1方向になるように縫ってください。繰り返しますが、下まつ毛には塗らないでください。

塗る時には、液が目の中に入らないように、下まぶたにつかないように気をつけてください。塗る回数を増やしてもまつ毛の成長は促進されませんので、1日2回以上塗らないでください

【STEP4 生え際以外についた液をふき取ります】

液が上まつ毛の生え際以外についた場合は、コットンやティッシュなどですぐに薬液をふき取るか、洗い流してください。ゴシゴシふくというよりは、上澄みの液体を吸着させるイメージで優しくふくとよいですね。

【STEP5 ブラシを捨てます】

片方のまつ毛を塗り終えたら、その都度使用したブラシは捨てて再使用しないでください。片方を塗り終えたら、新しいブラシを容器から取り出し、もう片方の上まつ毛にも同じ手順でグラッシュビスタ®を塗ります。

使いまわしてしまうと、目に雑菌が入り、思わぬ目のトラブルを引き起こす可能性があります。絶対守りましょう。

また、塗り忘れた日があったとしても、翌日塗れば毛がすぐ抜け落ちるということはありません。忘れたからといって1回2滴使用したり、1日2回使用したりしないでください。

ルミガンとグラッシュビスタの値段は?

お金

ルミガンや正規品であるグラッシュビスタの値段はいくらでしょうか。ルミガンはグラッシュビスタのジェネリック品というだけあって、価格は大きく異なります。

① ルミガンの価格

ルミガン®(2.5ml)1本 5000円(税込)
  • 診察料も含まれています。(初回はアプリケーター(専用ブラシ)も同価格内でおつけいたします)
  • 専用ブラシだけご購入されたい場合は、100本800円(税込になります。

② グラッシュビスタの価格

グラッシュビスタ®(5ml)1本 19700円(税込)
  • 診察料・グラッシュビスタ®(5ml)・専用ブラシ140本(約2.5か月分)が含まれています。
  • ひと月あたりの金額は、目安として7880円(税込)です。

ただし、ルミガンは後述するように、万が一副作用があった時に「メーカーによる保証」がついていません。

ルミガン・グラッシュビスタの副反応や目元の黒ずみは?

ルミガンやグラッシュビスタでは、以下のように、さまざまな場所での黒ずみがみられることがあります。臨床試験では、皮膚の色素過剰症が87例中3例(3.4%)に認められました。これらはグラッシュビスタ®(ルミガン®)を中止すると、多くはゆっくり戻ってきます。

また、目の黒ずみ以外にも、まぶたのかゆみ・目のかゆみ・目の痛みなどの症状が現れることがあります。その際はただちに受診をお願いいたします。

ルミガン・グラッシュビスタの使用を気を付けるべき人は?

次の方はルミガン・グラッシュビスタの使用を避けてください。

  • 妊娠している方、妊娠している可能性のある方・授乳中の方
  • 15歳未満の方(安全性は確率されていません)
  • 過去にグラッシュビスタ®に含まれる成分で過敏な反応を経験した方

また、次の方はルミガン・グラッシュビスタを慎重に使う必要があります。

  • 眼疾患や眼の手術後の方
  • 高齢の方(使用された経験が少ないため、慎重に使う必要があります)
  • 男性の方(使用された経験が限られています)
  • 水晶体のない方、眼内レンズを挿入している方

ルミガンとグラッシュビスタの違いは?

先発品の「グラッシュビスタ」とジェネリックの「ルミガン」。どのように異なるのでしょうか。

どちらも同じ成分ですが、最も大きな違いは「睫毛貧毛症」として国内で承認が取れているのはグラッシュビスタ®だけということです。

そのため承認品のグラッシュビスタ®だと、医薬品副作用被害救済制度という公的な制度、製造物責任法の対象となり、副反応があったとしても救済給付を受けることができます。

一方「ルミガン®」はこうした救済制度が用いられないため、皮膚トラブルが起こったとしても適応されません。ですので、

  • 「副反応が出たときのための保証があったほうがよい」という方はグラッシュビスタ®
  • 「正規品でなくてもよいから価格が低い方から試してみたい」という方はルミガン®

がそれぞれオススメです。

当初は救済制度の観点から当院ではルミガン®の処方を行っていませんでしたが、グラッシュビスタ®の供給が不安定で「睫毛がもとに戻る前に代替え品でも購入したい」というご要望から取り扱うことにいたしました。

ルミガンを使用してしばらくたちますが、現在は救済制度を用いるような副反応を生じたことはありません。そのため、ジェネリックでも十分安全だと思いますが、それでも何らかの保証があったほうが安心するなら、グラッシュビスタの方がよいですね。

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【この記事を書いた人】 
一之江駅前ひまわり医院院長の伊藤大介と申します。プロフィールはこちらを参照してください。

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