【チェック付き】睡眠時無呼吸症候群の原因から症状・治し方まで解説

  • 毎朝、疲れが取れないと感じ、日中も眠気が強く、仕事や日常生活に影響が出ている
  • よく周りから夜中に何度も呼吸が止まっていると指摘され、そのたびにむせて目が覚めてしまう
  • 頻繁に頭痛や口の乾きで目覚めたり、夜中に何度もトイレに起きたりして、睡眠の質が低下している

こんな方はいませんか?もしかしたら、それは「睡眠時無呼吸」の兆候かもしれません。

睡眠時無呼吸症候群は単に「いびきがうるさい」だけではありません。重篤な合併症や死亡につながるサインである可能性もあり、治療すべき立派な「疾患」なのです。

今回は、睡眠時無呼吸症候群の原因から症状、検査方法やチェック方法、そして治療法に至るまでわかりやすく解説していきます。

当院では「簡易無呼吸検査」「ポリソムノグラフィー」「CPAP治療」に至るまで、他の医療機関での入院を介さずに睡眠時無呼吸に対する治療を一貫して行えるようになりましたので、普段悩んでいる方はぜひご相談いただけたらと思います。

また、不眠症自体に関しては「不眠症・睡眠障害の治し方や改善方法・薬物治療について解説」をご参照ください。

睡眠時無呼吸症候群とは?

「睡眠時無呼吸症候群」とは、睡眠中に何度も呼吸が止まる病気です。

医学的には、睡眠の精密検査で「10秒以上呼吸が止まる『無呼吸』や、呼吸が弱くなる『低呼吸』が、1時間あたり5回以上繰り返される状態」といわれています。(この1時間あたりの回数のことを「AHI:無呼吸低呼吸指数」とよびます。

さらに、一般的に「AHI」が20回以上になると、CPAP(持続陽圧呼吸療法)などの特別な治療の適応になってきます。

実は「いびき」と放置されやすいのが、この「睡眠時無呼吸症候群」。

2019年時点で中等度以上の睡眠時無呼吸症候群は900万人以上と言われています。AHIが15以上の睡眠時関連呼吸障害の50歳代の女性の有病率は約10%弱、男性では10%~20%程度とされています。

しかし、これらのうち治療の恩恵を受けている方は、50万人にも達していないのです。その背景として

  • 睡眠中におこるため、病気の存在に気づきにくい
  • 睡眠時無呼吸症候群の4割は肥満ではなく、該当すると感じにくい
  • 睡眠時無呼吸症候群の約半数は日中に眠たくならないので、自覚していない

などがあげられます。ただし、後述するように睡眠時無呼吸症候群はあまり放置してよい疾患ではありません。疑ったらまずは検査してみる、その姿勢が大切な疾患といえます。

(参照:厚生労働省e-ヘルスネット「睡眠時無呼吸症候群 / SAS」
(参照:日本内科学会雑誌 109 巻 6 号「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の疫学」
(参照:2023年改訂版 循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン)

死にもつながる「睡眠時無呼吸症候群」

「睡眠時無呼吸症候群なんて、ただ途中で呼吸が止まっているだけでしょ?」と思っている方もいるかもしれませんが、決して睡眠時無呼吸症候群は「タダのいびき」ではありません。

睡眠中に無呼吸が起きると体が低酸素状態となるとどうなるか。そして、これが毎晩、しかも年単位で続いていたら……非常に強く心臓や血管・脳に負担を強いていることになり、心臓・血管系の病気や多くの生活習慣病と関連してくるのです。

実際、健康な男性で重症の「睡眠時無呼吸症候群」と診断されながら、治療を行わなかった方の経過を見た試験では

  • 致死的な心血管イベント(心筋梗塞など)の確率:健常人の2.87
  • 非致死的な心血管イベントの確率:健常人の3.17

となっていました。また、オーストラリアの試験で睡眠時無呼吸症候群の方を14年にわたり見た試験では、健常人の方と比べて、中等度から重度の無呼吸症候群の死亡率が6.24倍にも達していたとされています。

また、2023年の睡眠時呼吸障害の診断・治療のガイドラインによると、上図のように高血圧や糖尿病、慢性腎臓病を持っている方の50%以上は睡眠時無呼吸症候群を持っているとされています。(AHI5以上)

このように睡眠時無呼吸症候群は早めに治療すべき「疾患」です。そして、特に高血圧や糖尿病、腎臓病、不整脈、脳卒中の既往がある方などは一度検査をしてみてもよいでしょう。

(参照:Long-term cardiovascular outcomes in men with obstructive sleep apnoea-hypopnoea with or
without treatment with continuous positive airway pressure : an observational study. Lancet 365 :1046-1053, 2005.

(参照:Sleep Apnea as an Independent Risk Factor for All-Cause Mortality: The Busselton Health Study.Sleep. 2008 Aug 1; 31(8): 1079–1085.

(参照:2023年改訂版 循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン)

睡眠時無呼吸症候群の原因は?

では、どのように睡眠時無呼吸症候群は起こるのでしょうか。

まず、睡眠時無呼吸症候群といっても大きく分けて「閉塞性の睡眠時無呼吸症候群」(OSA)と「中枢性の睡眠時無呼吸症候群」にわかれます。

要するに「どこかで寝ている間に気道がふさがっているか」「脳の問題で時々呼吸が止まるのか」という話ですね。そして、ほとんどの症例では「閉塞性」の「どこかで気道がふさがっていること」が問題になります。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)になる原因はなんでしょう?例えば下記があげられます。

  1. 肥満:体重が増加すると、喉の周りの脂肪組織も増え、これが呼吸道を狭めて無呼吸につながります。実際、10%体重が増加すると、中等度のOSA(AHI≧15)になるリスクが6倍になります。
  2. 加齢:加齢により全体の筋力が低下します。これが睡眠中の喉の筋肉にも影響を及ぼし、筋肉の緊張が低下すると、睡眠中に喉が閉じやすくなります。一般的に、OSA の有病率は若年成人から70 歳代まで増加し、その後横ばいになります。
  3. 男性:男性は女性よりも睡眠時無呼吸症候群を発症しやすいとされています。これは、男性の喉の構造が無呼吸を引き起こしやすい形状をしているためです。一般的に男性のOSA有病率は女性の2~3倍です。
  4. 家族歴:睡眠時無呼吸症候群は遺伝的な要素を持つ可能性があり、家族に睡眠時無呼吸症候群の人がいる場合、自分も発症するリスクが高まります。
  5. アルコールや睡眠薬の摂取:これらの物質は筋肉をリラックスさせ、喉が閉じやすくなり、無呼吸が発生しやすくなります。
  6. 喫煙:喫煙は呼吸道の炎症を引き起こし、これが無呼吸の原因となります。
  7. 鼻の問題:慢性的な鼻の詰まりやアレルギーも無呼吸の原因となります。鼻が詰まると、人は口で呼吸をするようになり、これが無呼吸を引き起こす可能性があります。
  8. アデノイド:特に小児の場合扁桃がもともと大きいために、気道が狭くなり無呼吸を来すことがあります。
  9. 小さいあご:顎が小さい方は自然と気道が狭くなりやすく、OSAに発展しやすくなります。

また、背景因子として甲状腺機能低下症や先端性肥大症などのホルモン疾患がある場合もあります。一方、中枢性無呼吸症候群の場合は脳卒中や心臓の機能が落ちている方によくみられるとされていますが、発症のメカニズムははっきりとわかっていません。

(参照:日本呼吸器学会「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020」)

睡眠時無呼吸症候群の主な症状は?

日本での検討によると、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)の方195人における症状の頻度は次の通りとです。

  • 睡眠中のいびき:93%
  • 睡眠時に無呼吸を指摘される:92%
  • 日中に過剰に眠くなってしまう:83%
  • 睡眠時に何回も体を動かしてしまう:54%
  • 全身倦怠感:51%
  • 寝汗:51%
  • 起床時に十分眠った気がしない:51%
  • 夜間2回以上トイレにいく:40%
  • 睡眠中に窒息感があって目が覚める:38%
  • 夜間3回以上、目が覚める:35%
  • 起きた時に頭痛がする:35%
  • 集中力の低下:28%
  • 不眠:19%

ほとんどの方は睡眠中のいびきや無呼吸の指摘があるのですね。あとよくあるのは「日中の眠気」や「だるさ」となっています。

特に、週3回以上いびきをかく人の33%にAHI5~15の軽度の睡眠時無呼吸が、28%にAHI≧15の中等度・重度の無呼吸が隠れているとされていますね。

意外と不眠症状を訴えないのも特徴の1つ。普段のだるさや日中の眠気が睡眠時無呼吸とあまり認識していないのです。一方、「朝起きた時まだ十分寝ていない気がする」「夜中に何回もトイレに起きたり目が覚めたりする」などは、比較的睡眠時無呼吸症候群に伴いやすい症状になります。

さらに、これらの症状のうち「夜間の窒息感やあせぎ」が重度や中等度の閉塞性睡眠時無呼吸症候群になりやすい兆候であるとされています。

一方、中枢性睡眠時無呼吸症候群の場合は、不眠などの自覚症状は閉塞性よりも乏しいことが示唆されています。

(参照:2023年改訂版 循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン)

睡眠時無呼吸症候群をセルフチェックしてみよう!

これらをもとに睡眠時無呼吸症候群をセルフチェックしてみましょう。次の項目のうちいくつ当てはまりますか?

  1. もともと肥満がある
  2. 高血圧・糖尿病・腎臓病などの持病をもっている
  3. 脳卒中や不整脈の病気の既往歴がある
  4. 睡眠中に週3回以上いびきをかきやすい
  5. 睡眠中に呼吸が止まると家族から指摘される
  6. 日中に過度に眠いと感じる
  7. 睡眠中に体を動かすことが多い
  8. 全身がだるいと感じやるい
  9. 寝ている間に汗をかきやすい
  10. 朝、十分に眠れたと感じない
  11. 夜中に2回以上トイレに行く
  12. 窒息感を伴って夜中に目が覚める
  13. 夜中に3回以上目が覚める
  14. 朝、頭痛を感じやすい
  15. 集中力が低下していると感じる
  16. 途中で目が覚めることが多い

これらの項目に4つ以上該当する場合、睡眠時無呼吸症候群である可能性が高いので、かかりつけの医師に相談してみましょう。(ただし、ガイドラインで記載されている通り、質問だけで診断できるわてではないので注意してください)

また、特に「窒息感を伴う夜間の覚醒がある」場合は、項目数にかかわらず睡眠時無呼吸症候群が高いです。早めに睡眠時無呼吸の検査をするとよいですね。

(参照:日本呼吸器学会「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020」)

睡眠時無呼吸症候群の主な検査は?

では、睡眠時無呼吸症候群だとわかったら、病院やクリニックでどのような検査が進められていくのでしょうか。

大きく分けて「簡易無呼吸検査」と「ポリソムノグラフィ(PSG)検査」の2種類の検査が進められます。

① 簡易無呼吸検査

簡易無呼吸検査は、指先・呼吸のセンサーをつけ、睡眠中の血液中の酸素、呼吸の状態を測定する方法のこと。この検査は、ほとんどの医療機関で患者が自宅で行うことができ、専門の医療機関でのポリソムノグラフィ(PSG)と比べて、費用が低く、手軽に行うことができます。

検査は、専用の装置を使用して行います。装置は、鼻や口からの気流、酸素飽和度、心拍数、体位、胸部や腹部の動きなどを記録します。患者はこの装置を身につけて通常通りに1晩寝ます。

装置から得られたデータから無呼吸の回数や時間、酸素飽和度の低下の度合いなどが分析され、さらなる検査「ポリソムノグラフィー検査」が必要か、すでに治療対象になるくらい重症かを決定していきます。

簡易無呼吸検査の費用は3割負担で以下の通りです。

簡易無呼吸検査約3,000円

※ 合併症に対する治療がある場合や初診料などにおり別途費用がかかります。

② ポリソムノグラフィー(PSG)検査

ポリソムノグラフィーは、睡眠中の身体の機能を評価するための最も精密な検査。これは、より詳しく睡眠中の状態を調べるため、脳波、心電図、筋電図など、さまざまな生理学的信号を同時に記録します。

簡易検査では酸素飽和度の低下や「AHI(1時間当たりの無呼吸・低呼吸の回数)」くらいでしたが、ポリソムノグラフィーでは以下のことがわかります。

  • 睡眠の各段階とその持続時間
  • 眼球運動
  • 心拍数と酸素飽和度
  • 呼吸パターンと呼吸停止の回数
  • 脳波パターン
  • 筋肉の活動

このように、ポリソムノグラフィー検査は非常に高精度な検査であり、さまざまなことがわかるんですね。装着に時間がかかったり、医療機関によっては入院しなければならないことが難点です。

当院では上記2つの睡眠時無呼吸症候群の検査を自宅で検査できるように行えるシステムを導入しております。ですので、「検査にわざわざ入院するのは時間がかかる」といった方にはぜひ当院にもご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群の治し方は?

「睡眠時無呼吸症候群だとマスクつけて治療するんでしょ?」といったイメージがありますが、半分正しく半分間違いです。生活習慣の見直しや減量、薬物の調整や手術をすることもあります。順番に見ていきましょう。

① 減量

肥満を伴う睡眠時無呼吸症候群にとって、減量はもっとも安全であり、根本治療であり、安価でもある最高の治療です。

減量することで、気道の軟部組織の量を減らし、ダイレクトに気道を広げることができます。実際に

  • 4年間で体重が10%減少すると、AHI(1時間の無呼吸・低呼吸の回数)が26%低下する
  • 逆に体重が10%増加するとAHIが32%増加する
  • 14㎏の体重減少によりAHIが16低下し、酸素飽和度の最低値が14%増加する

と言われていますね。

しかし、ダイエットをするのは時間がかかるし、本人の根気が必要です。その間、睡眠時無呼吸治療が進まないと合併症につながってしまいます。そのため、後述するマウスピースや大尉療法・

また、なかなか1人でダイエットを続けるのも大変なこと。当院では、主に漢方薬によるダイエット治療も行っておりますので、遠慮なく相談していただけますと幸いです。

詳細につきましては「ダイエットに漢方は効果がある?減量に使う漢方の種類と特徴について論文から解説」を参照してください。

② CPAP(持続陽圧呼吸療法)

CPAPとは、機械で圧力をかけた空気を鼻から気道(空気の通り道)に送り、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療法のこと。

ベッドのそばに、一定の圧力で空気を送り続ける機械を置きながら、鼻にあてるマスクを装着し、チューブを通して空気が流れ続けることで、空気の力で睡眠中の気道の閉塞を防ぎます。

圧力の大きさは、常に一定の圧力を保つ場合と、無呼吸の時にあわせて自動的に圧力が増す場合の2パターンに分かれますが、患者さんの違和感の違いなどをカウンセリングしながら決めていきます。

中等~重症の閉塞型睡眠時無呼吸症候群の標準的治療法として最も使われる方法であり、使い続けることで、明らかに睡眠時無呼吸の方が長生きできるようになったという論文も多くあります。

そして、CPAPを治療している間、多くの例で日中の眠気などの自覚症状も改善されていきます。

ただし、CPAPそのものは根本治療ではないので、肥満なら減量、鼻閉なら鼻閉の治療、ほか生活習慣の見直しなどを行いながら、CPAPを使いながら原因治療を同時並行で行っていくことになります。

CPAP治療に1か月あたりの治療費の目安は3割負担で以下の通りです。

CPAP治療約5,000円/月

③ 薬物療法や生活習慣の見直し

閉塞性睡眠時無呼吸症候群で、明らかに単独で効果があるとする薬物療法はありません。個々の症例に応じて「どうして睡眠時無呼吸になっているか」を探りながら、閉塞原因に応じて治療を加えていきます。例えば

  • 睡眠薬の使用で舌根が低下して睡眠時無呼吸になっている場合:睡眠薬の見直しを行う
  • 扁桃腺が大きい:扁桃腺の手術をする
  • 心不全や高血圧で体液貯留で閉塞されている場合:利尿薬などを用いる
  • 飲酒や喫煙で睡眠時無呼吸になっている場合:断酒や禁煙外来を活用する
  • 肥満で閉塞されている場合:減量指導を薬物も併用しながら行う
  • 鼻づまりで気道が閉塞される場合:点鼻薬やアレルギー薬を使いながら鼻づまりの治療をしていく
  • 気道が閉塞するような姿勢をとっている:体位変換による生活指導を行う

などです。そのため、時には他科の連携も必要であり、適宜紹介させていただきます。

④ 植込み型舌下神経刺激療法

舌下神経電気刺激療法とは、「埋め込み型の装置を胸の皮膚の下に手術で植え込み、本人の呼吸にあわせて微弱な電気でアゴ下にある舌下神経を刺激する治療法」のこと。2004年に睡眠時無呼吸に対して保険適応になりました。

CPAPは強制的に空気を入れる分、マスクの装着が人によっては苦手な方もいます。そんな方には「植込み型舌下刺激療法」はおすすめな治療法になります。

ただし、こちらの治療は熟練した医師が行う治療法であり、当院では行っていないので適切な施設に紹介させていただきます。

他、マウスピースを装着する方法、上気道の手術やあご矯正を行う方法などがあり、適宜こちらに関しても紹介させていただきます。

(参照:2023年改訂版 循環器領域における睡眠呼吸障害の診断・治療に関するガイドライン)

睡眠時無呼吸症候群についてのまとめ

いかがでしたか?睡眠時無呼吸症候群について、原因から治し方までわかりやすく解説してきました。まとめると

  • 睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が一時的に停止する病状で、これが繰り返されることで日中の眠気や集中力低下などの問題を引き起こし寿命にも関係する疾患です。
  • 睡眠時無呼吸症候群の原因は、肥満、加齢、男性、喫煙、アルコール摂取、鼻の問題、遺伝などがあります。
  • 睡眠時無呼吸症候群の症状は、睡眠中のいびき(93%)、睡眠時の無呼吸指摘(92%)、日中の過剰傾眠(83%)、睡眠時の体動異常(54%)、全身倦怠感(51%)などがあります。
  • 睡眠時無呼吸症候群の検査は、簡易無呼吸検査とポリソムノグラフィーが主に行われます。簡易無呼吸検査は自宅で行うことができ、呼吸の停止と再開を記録します。ポリソムノグラフィーにより睡眠中の身体の機能を詳細に評価します。
  • 睡眠時無呼吸症候群の治療は、ライフスタイルの改善(体重減少、アルコールや睡眠薬の制限、喫煙の禁止)、CPAP(連続陽圧呼吸療法)装置の使用、口腔内装置の使用、手術などがあります。

といえます。当院では「簡易無呼吸検査」「ポリソムノグラフィー」「CPAP治療」に至るまで、他の医療機関での入院を介さずに睡眠時無呼吸に対する治療を一貫して行えるようになりました。(ただし併存疾患で他科の連携が必要な場合は適宜紹介いたします)

睡眠時無呼吸症候群は「単なるいびき」ではありません。放置すると心臓のリスクや寿命にも大きく関係してきます。

普段呼吸が止まっていると自覚されている方やいびきが強いと感じている方はぜひ当院にもご相談ください。

【この記事を書いた人】 
一之江駅前ひまわり医院院長の伊藤大介と申します。プロフィールはこちらを参照してください。

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